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ブルジョワとは 意味 対義語 使い方

 

皆さんは、
ブルジョワ
の意味を説明できますか?

 

「あの人はブルジョワだ」

「彼はブルジョワジーだ」

「ブルジョワ」という言葉を
使う場面は意外と多いですよね。

 

一体どのような意味なのでしょうか?

さっそく、確認していきましょう。

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ブルジョワの意味

 

「ブルジョア」
の意味を調べると、
次のように書かれています。

【ブルジョア】

中世ヨーロッパで、上層の貴族・僧と下層の労働者・農民との中間に位置した商工業者。市民。町人。

近代資本主義社会で、資本家階級に属する人。

金持ち。財産家。ブル。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

ブルジョア」とは、
資本家・お金持ち・中産階級などのこと」を言います。

 

一つずつ説明すると、

「資本家」とは、
「お金を持っている経営者のこと」です。

そして、「中産階級」とは
資本家と労働者の中間に位置する階級のこと」です。

今の仕事で言えば、
「自営業者」などが当てはまるでしょう。

 

元々「ブルジョア」は、
中世では「都市(bours)の市民」を指す言葉でした。

当時は、
お金持ちも中産階級も含まれていたのです。

 

つまり、
「ブルジョア」の元々の意味は、
労働者階級よりもお金持ちの人」だったわけですね。

転じて、現在では
「ブルジョア」=「資本家・お金持ち」
という意味で広く一般に使われているのです。

 

また、場合によっては、
ブルジョワ」=「有産階級」と訳される場合もあります。

 

「有産階級」とは、
土地や工場などの生産手段を持っている人のことです。

単に、株や不動産の収益だけで
生活をしている人を指す場合もあります。

 

要するに、
「お金や土地をたくさん持っている階級の人」
ということですね。

 

ちなみに、
「ブルジョア」と似た言葉として、
ブルジョワジー」があります。

この2つは、
ほぼ同じ意味の言葉だと思ってください。

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ブルジョワの対義語

 

「ブルジョワ」の対義語は
プロレタリア」と言います。

意味は、
以下の通りです。

【プロレタリア】

①古代ローマの最下層の市民。

資本主義社会において、生産手段を持たず、自分の労働力を資本家に売って生活する賃金労働者。また、その階級。無産者。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

プロレタリア」とは、
資本家に雇われている労働者
のことを言います。

 

元々この言葉は、
ラテン語の「Proles(プロレス)」に由来します。

「Proles」には「貧乏人」という意味があり、
古代ローマの最下層の人たちを表していました。

 

つまり、
「プロレタリア」の元々の語源は、
階級社会の一番下の貧しい人たち」だったわけですね。

 

「Proles」は、中世になっても
「財産を持たない、その日暮らしの人たち」
という意味で使われていました。

そして、
時代が中世から資本主義時代になると、
「資本家」が「労働者」を雇うようになりました。

 

「資本主義」の意味は、
以下の記事を参照してください。

>>資本主義・社会主義・共産主義の意味をわかりやすく解説

 

プロレタリアは、
この「資本家」と「労働者」が登場してから
一気に広まるようになりました。

そして、
この「資本家に雇われている労働者」を
「プロレタリア」と呼んだわけですね。

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無産者・無産階級の意味

 

「ブルジョワ」の対義語は
「プロレタリア」でしたね。

 

しかし、
実際には「プロレタリア」よりも
無産者」「無産階級」を使うことが多いです。

「無産」とは、文字通り
「産み出すものが無い」という意味です。

 

「生み出すものが無い」とは、
一体どういう意味でしょうか?

辞書的な説明だと、
「生産手段を持っていない」という
表現がよく使われます。

「生産手段」とは、
簡単に言うと「土地や機械などのこと」です。

 

資本主義では、
まずお金を持っている資本家が
土地や機械を購入します。

そして、労働者を雇った後、
工場などで商品を作って利益を得ます。

 

一方で労働者は、
資本を持っていないので、
当然土地も機械も持っていません。

つまり、
労働者は生産手段を持っていないので、
代わりに自分の労働力を売って誰かに
雇ってもらうということですね。

 

アルバイトなどを例にすると
分かりやすいでしょう。

コンビニやスーパーなどで働く場合、
1時間=800円などのように
時給というシステムでお金をいただきます。

あれは、自分の時間(つまり労働力)
と引き換えにお金をもらっているということですね。

 

このように、
自分の時間と引き換えにお金をもらい、
生産手段を持っていない人のことを
無産者」や「無産階級」と呼ぶのです。

 

ちなみに、似たような言葉で
プロレタリアート」というのもあります。

どちらもほとんど同じ意味で使いますが、
「プロレタリアート」を「労働者階級、無産者階級」
「プロレタリア」を「労働者、無産者」
と区別して使う場合もあるようです。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

今回は
「ブルジョア」
について解説しました。

内容をまとめると、

ブルジョア」=資本家・お金持ち・中産階級。(有産階級)

ブルジョワの対義語」=プロレタリア・無産階級。

ということでしたね。

 

「ブルジョワ」は、
資本主義の時代を理解しておけば、
頭に入ってきやすいでしょう。

今回は以上です!

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